素敵な寺カフェ
島根県江津市敬川町1754
[浄土真宗本願寺派 蓮敬寺]
先進的な活動に取り組む仲間で、サイバー南無南無という活動のメンバーでもあるご住職がバリスタを務める、本堂に併設した寺カフェ。
2016年にオープンした寺カフェの大先輩で、照恩寺の寺カフェ構想には、大きな刺激やヒントをいただきました。
絵本が自由に閲覧できたり、子どもと一緒に楽しめるような工夫など、Show-on G 茶坊でも近い将来取り入れたいと考えています。
実は、遠い親戚筋にあたるお寺です。
インタビュー記事
「1杯のコーヒーから、いっぱいのご縁を|寺Café SARA―島根県蓮敬寺(他力本願.net)」
東京都渋谷区恵比寿西1丁目33−15 EN代官山ビル 1F
[浄土真宗本願寺派]
2013年に開店されたこちらの寺カフェは、寺院とは別の場所に店舗を構えるスタイルで、オーナー以外の僧侶スタッフも常駐して運営されています。
オーナーは浄土真宗本願寺派 信行寺住職の淺野弘毅さんで、寺カフェのパイオニア的存在です。
インタビュー記事
「おしゃれな「寺カフェ」は布教の新スタイルだ(東洋経済ONLINE)」
東京都中央区月島1丁目2−9 築地本願寺 佃島分院1階
[浄土真宗本願寺派]
築地本願寺ではインフォメーションセンター内の[本願寺カフェTsumugi]の朝食メニュー「18品の朝ごはん」が話題で、これを求めて築地本願寺に足を運ぶ人も多いとか。
そして、2022年9月に[築地本願寺カフェ Tsumugi はなれ 月島店]がオープン。
2階には築地本願寺 佃島分院があります。
カフェ業務はPRONTOコーポレーションが請け負っていて、「和カフェ Tsumugi」の展開の中に築地本願寺カフェがあるようです。
紹介記事
「9月1日 待望のオープン!「築地本願寺カフェ Tsumugi はなれ 月島店」(中央区観光協会)」
京都市上京区出水通六軒町西入七番町341
[日蓮宗]
毎月のお寺の行事のときに、本堂を開放してイベントを開催されています。
カフェだけではなく、物販、リラクゼーション、ヒーリング、体験ワークショップなどの出展があります。
なお、出展は一般募集していて、色々なお店や個人が協力されているようで、地域の方々との新たなつながりも生まれそうな取り組みだと感じます。
寺カフェまとめサイト
色々な寺カフェを紹介しているサイトもあるようです。
全国のお寺カフェまとめ!
神社・寺カフェ
食べログで検索すると、たくさんの寺カフェに出会えますね。
多種多様な寺カフェ
全国には様々な寺カフェがあります。
僧侶が接客にあたるカフェだけではなく、築地本願寺カフェTsumugiのように、参拝者の休憩場所的な飲食スペースも多くの参拝者を受け入れる寺院の大切な機能です。
その運営スタイルは多様で、
[寺院併設型]
本堂・庫裡・境内地にカフェスペース・店舗を併設
[独立店舗型]
寺とは別の場所に独立した店舗を経営
[イベント型]
寺の行事やイベント開催時にオープン
に分類が可能です。
また、運用方法にも、
[寺族運営型]
住職や坊守など、寺の家族で運営
[スタッフ雇用型」
寺がサービススタッフ(僧侶を含む)を雇用
[業者外注型]
厨房・飲食スペースを提供し、飲食業者に業務委託
などがあり、さらに提供するメニューなどにも、
[食事・飲み物・デザート]
[飲み物・デザート]
[飲み物のみ]
[各種体験コーナー(相談等を含む)]
など、多種多様です。
営業日や営業時間なども、バラバラですが、共通するのは「仏教・寺院・僧侶を身近に感じていただきたい」という想い・願いだと感じています。
寺カフェのすすめ
寺カフェを店舗として営業する際には、管轄の保健所に申請し営業許可を取得することが必要ですが、寺の座敷を飲食スペースにするなど、寺の既存施設を利用することも可能です。
また、住職や坊守などの寺族運営が困難でも、カフェを開業したい人に場所を提供するなど、様々な方法が考えられます。
寺カフェは千差万別で、あるべき姿はありません。
寺カフェも仏教を身近に感じていただく手段の一つで、寺ヨガや子ども食堂、子ども図書館、坊主バーやカレー寺など、これまでの伝統的な寺院活動には無かった取り組みが盛んに行われています。
手段にとらわれず、無理なく可能な範囲で出来ること、やってみたいことを考えることが大切だと感じています。
時代が変わって状況が変われば、行動が変わるのは自然なことです。
寺院・僧侶が自ら「諸行無常」を体現してはいかがでしょうか。